ミャンマーはどんなところ?

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ミャンマーはどんなところ?

 ミャンマーはアジア最後のフロンティアと言われていますが、本当にそうなのかどうかは別にして、アジアでは今後成長していく国とされています。ミャンマー人のほとんどは啓蒙な仏教徒が多く、国民の約90パーセントが仏教徒です。その他、少数ながら、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教の方々もいます。ミャンマーの中で宗教的ないざこざがあるのかは正直なところわかりませんが、なんだかんだ平和な国です。普通に観光することにおいては、宗教的な争いなど全くと言っていいほどありません。

 

ロヒンギャ問題について

 近年ではロヒンギャ問題があり、日本人の多くが危険な場所、ミャンマーの治安は悪いと思われる方も多いのでしょうが、実はそんなことはありません。信じられないかもしれませんが、ミャンマーはアジアの中では、超〜がつくくらい治安のいい国です。もちろん、国境沿いなどの紛争地帯があるのも事実なのですが、一般的な観光地、普通の街では治安の悪さを全く感じません。夜の一人歩きも普通にできますし、観光客の多くが普通に夜も歩き回ってます。ミャンマー人女性も普通に一人で歩き回ってますし、子供も歩き回ってます。それくらい治安のいい国です。

 

 多くの日本人が抱くイメージとは全く違うと思います。

治安の良さの理由

 治安の良さの理由に、『啓蒙な仏教徒が多い』というのもあるでしょう。仏教は心の安定を求めます。その影響からなのでしょう、ミャンマーでは、怒るのは良くない、タブーという文化があります。これも仏教の教えなのでしょう。
 また、ミャンマーではほとんどの人が人生のうちに1〜3回程度、出家します。女性も出家します。お寺でモラルなどを学ぶことが、そのような治安の良さにつながっているのだと思いますし、みんなが出家しますから、托鉢=お布施=みんなが寄付をするという文化が根付いているのだと思います。

世界で寄付をするランキング、第1位の国が実はミャンマー

 ミャンマーにはお布施をする文化があります。どちらかというと、最貧国、貧乏な国というイメージを持つ日本人が多いと思いますが、ミャンマーは世界で一番、寄付をする国でもあります。寄付をするランキング第1位の国です。実際、ミャンマー人は、余裕のあるお金は惜しげもなく寄付をします。ですが、ミャンマーに国としてのシステムが整っているとは到底思えません。福祉国家でもありません。
 ミャンマーの治安が安定しているのは、国ではなくて、仏教を通じて富の分配が行われているからでしょう。ミャンマー人がそれをわかってやっているのかはわかりませんが、それがミャンマーの治安の良さにつながっているのは確かです。貧富の格差を仏教が埋めているということです。

 

ミャンマーに興味を持った理由

 個人的な事なのですが、私がミャンマーに興味を持ったのは、私がシンガポールにいるときにミャンマー人の友達と知り合いました。東日本大震災の後くらいですから、2012年くらいの時です。その時に、『将来どうするの?このままシンガポールに住むの?』と聞いたときに、『絶対にミャンマーに帰る!ミャンマーはね、みんな優しくて治安も良くて〜〜〜』という返事。意外に思いました。当時はミャンマーのことなどなにも知らなくて、『軍事政権!危ない、危険、治安悪い』というイメージ、先入観がありましたが、『本当にそうなの?』という疑問がわき、『じゃ、行ってみよう!』と思い、ミャンマーに旅行に行ってみました。シンガポールからだと距離も短くて安いですしね!

 

 感想は、『ビックリしました!』本当に治安が良かったです!最初にミャンマーに着いたときは、電力も十分じゃないですし、街は整備されていないのできれいではないのですが、治安は良かったです。みんな、ビックリするくらい優しかったです。シンガポールに住む前は、『日本はアジアで嫌われている・・・』という先入観がありましたが全くそんなことはなく、日本の中にいるイメージと海外のイメージは違うんだなぁ〜と思っていたところに輪をかけて、日本のニュース、情報ってあてにならんのね・・・という思いが更に増しました。百聞は一見に如かずというやつです。

 

 そりゃあ、どこの国にも言葉は悪いですが、クソッタレはいます。日本にだっています。また、日本ではオ〇ム真理教の影響からかもしれませんが、宗教は危ないというイメージを持っている人も多いのですが、シンガポールやミャンマーに来て、宗教って重要だよな・・・と思いました。宗教分離といわれますが、正直、宗教分離をしている国なんてほとんどありません。国と国民と宗教は密接につながっている場合が多いです。もちろん、メリットもデメリットもあります。宗教によって治安が維持されている、国が一つにまとまっているというのも事実で、ミャンマーという国はそれに当てはまるでしょう。

軍事政権、民政移管について

 軍事政権=悪、民主主義国家=善というのも、本当にそうなの?と考えなければなりません。その国にはその国の理由があります。ミャンマーが軍事政権だったのは、多民族国家だからです。ミャンマーは多民族国家で、8つの部族、135の民族があります。軍事政権のプレッシャーで抑えておかなければ国が分裂してしまいます。
 日本のように、単一民族国家ではありませんし、ミャンマーは教育も十分に行われていませんから民主主義がなんなのか?ということも実際にはわかっていません。なので、仕方がなかったという側面もあります。実際、軍事政権から民政国家に移行しつつありますが、ほとんど、な〜んにも変わっていません。そりゃあ、民主主義国家になったからといって経済が劇的に良くなるなんてことはないからです。

 

 逆に、急激な民政移管は混乱をきたす場合の方が多いですので、それを防ぐために徐々に民政移管ということをしています。実際、数十年前にミャンマーは民政移管しようとした時期がありましたが、それが混乱を招いて軍事政権に戻ったと聞きました。

 

 その国にはその国の形があります。民主主義国家が合う国民性と、それに匹敵するモラルや教育などがなければ民主主義国家は維持できません。

 

ミャンマーの魅力

 ミャンマーの魅力のひとつに、ミャンマーにはパゴダ(お寺)がたくさんあります。いたるところにあります。これは、ミャンマー人の寄付によって作られてきたものです。そういう文化を見てまわるのも一つの楽しみだと思います。もちろん、外からではわかりませんし、旅行だけではわからないこともたくさんあると思いますが、こんな国もあるんだなぁ〜と思うでしょう。

 

 パゴダづくりは、ミャンマーでは国を介さない公共事業にもあたります。みんなの寄付によってパゴダが作られる。そこで人が働く、お給料がもらえるということです。前にも書いた、仏教を通じた富の分配がこのような形でも行われています。ただ、パゴダは何も生みだしません。パゴダを作ったからといって、何かが生産されるというわけではないということです。道路が作られれば、時間短縮、いままで行けなかったところに物資が届くので経済が良くなりますが、パゴダづくりはそうはなりません。

 

 経済の面から見れば、寄付が有効に使われているのか?といわれれば、???です。これが、ミャンマーがなかなか発展しいない理由の一つだと私は思っています。このお金の使い方が変わればミャンマーは瞬時のうちに発展しますが、そうは変わらないでしょう。ミャンマー人は、税金を払うよりも寄付を選ぶでしょう。

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